以前から気になっていた国見ケ丘にある「せんだんの杜保育園」に行ってきました。
せんだんの杜イベント概要
インフルエンザや感染症が流行する時期になりますね。
こんなときはどうしたらいいのか、子どもが罹りやすい感染症や予防法についてお話を聞いて学びませんか?
小児科の先生をお迎えしての講話と質疑応答があります。
講演 | 小児科医師のおはなし会「子どもの体調管理」 |
---|---|
日時 | 2019年11月21日(木) 10:15〜11:30 |
場所 | 国見ケ丘せんだんの杜保育園 ホール |
講師 | 寺澤 政彦氏 (てらさわ小児科 院長) |
定員 | 20名程度(託児は要予約、5名まで) |
予約なしの飛び入り参加でした。
せんだんの杜でのイベントの様子
参加者は6、7組ほど。
子どもも同じ部屋で先生の講演を聞いていました。
「気になる感染症」というタイトルで、プロジェクターを使いながら説明がありました。
子どもは初めての場所で、私からなかなか離れずだったので全部頭に入ったわけではないのですが、概要はこんな感じ。
RSウイルス感染症と、昔と現在の流行のピークの移り変わり
症状:咳、鼻水、喘鳴(ゼーゼーしている状態)
合併症:肺炎、気管支炎、中耳炎など
2歳までに9割が感染している。
(記憶にない人は幸運にも重症化しなかった人)
子どもだけに注意をうながされているような感覚があるかもしれないけれど、成人・高齢者も感染する。
今までは秋から冬にかけて流行っていたが、気候変動により2年前から夏に流行がはじまっている。
(現在の日本は温帯というより亜熱帯に近く、温帯地域の流行は冬、熱帯、亜熱帯は年中だが、雨季の流行が多い)
RSウイルスが夏に流行る条件
平均気温26度以上
平均相対湿度73%以上
湿っぽく、気温が高いと流行る。
風邪対策は鼻洗浄がとても有効
風疹の症状
風疹の特徴:発熱、発疹、リンパ節が腫れる
風疹の症状:軽いものから重篤な合併症を引き起こすなど、幅広い
診断:症状のみで風疹とは診断できず、血液検査をしないとわからない
妊娠20週までの妊婦が感染すると赤ちゃんが発症する可能性がある
仙台のインフルエンザ事情
国見小学校ではすでにインフルエンザによる学級閉鎖が出ている
空気中の水分が少なくなると、流行る
寒い部屋、乾燥は大敵
バスタオルサイズの濡れタオルを干しておくだけでも湿度があがるからおすすめ。
体調不良のときに心がけること
体を温かいタオルで拭くなど、清潔にする
水分をとる
寝る
せんだんの杜保育園の小児科医師のおはなし会「子どもの体調管理」に行ってきました|まとめ
「家庭の医学書などよくありますが、5年前に発行されたものだとその情報はもう古い」というお話が印象的でした。
データ、研究、医学は日々進歩していて、常に最新のデータを見ながら、自分や家族にとって最適な選択をすることが求められているのだな、と感じました。
世の中にはInstagramなどのSNSを通じて「反ワクチン」という考えが広まっているそうです。
(赤ちゃんのときから受けることを推奨されているさまざまな予防接種を受けないという選択をしている人々)
誰かが言っていたことを鵜呑みにするのではなく、さまざまな情報を取捨選択し、常に学んでいく姿勢が大事ですね。
